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ある材木屋さんの寺本さんという方の紹介でこの実験を見学することが出来ました。
この方も私たち大工の仕事を応援してくれる私達にとって大事な一人です。
当日 9 時に着こうということで自分と伊藤さん、西君、イチロー 4 人で 6 時出発で作業場を出ました。
張り切って出たのですが、今日に限って、雪、電車で行こうか迷ったけど、大丈夫と思い車で出発。
そしたら、名阪国道、関あたりで渋滞にはまってしまった。 2 時間くらい動いたり、止まったり、マニュアル車できたので、運転手の西君はご苦労さんでした。
いつものように、イチローは後ろで居眠り。自分は、朝ドリンク剤飲んできたので目がパッチリ寝るに寝られず、西君と宇多田の DVD 見ながら進みました。
おかげで宇多田のファンになってしまいました。
伊賀を過ぎたくらいから車も流れ出し、ツインターボのクレスタはあっという間に、兵庫県三木市 E- ディフェンスへ。
実験会場につくと 600 人くらい来ると聞いてた人たちもまだちらほら、一度食事に離れて、また戻ってきたら結構きてました、やっぱり 600 人。
ヘルメット借りて会場内へ、場内の大きさはなんとたとえれば良いのか、何かがすっぽり入ってしまうくらい。(何かって思いつくものがわからないから。とにかく今、平屋の家が 2 件すっぽりどころか真ん中にぽつんとというくらいの建物です。)
この2棟の建物は、大工たちが絶対「倒させへんぞー」と気合を入れて造った家、その2軒が見世物のようにみんなにじろじろ見られて。自分の建てた家ならすごく恥ずかしいと思う。
間取り、構造は単純で6間×3間の田の字型民家、造りは足固めが入り、丁物差しの造り(基準法では絶対通らない造り?)柱が直接石の上に建っているという造り、屋根には瓦が葺かれ、壁の部分は荒壁パネルという木こまいに土を塗った 3 尺× 1,5 尺くらいのパネルを取付けて、実際に壁をつけてあるが平面、耐力壁は片側に寄り、他はがらんどう、基準法は絶対クリアーできない建物だと思われますがこの建物が実際どうなるのか自分の予想としては壁の着いている側は動かず、壁のない方がひねって倒れるかなっと思っていました。
柱、梁にたくさんのセンサーが付けられ、スタッフの人たちがあわただしく動いています。いよいよ実験開始です。
だんだん地震波を大きくしていきます、ギシギシ仕口がきしむ音 ( 全体の仕口が機能している音 ) が場内に響き渡ります。
3 回目か 4 回目くらいで300ガル震度4か5くらいかな?( かなり揺れてました )
やっぱり壁のないほうがかなり揺れます。かなり大きく揺れだしたところで、足元が動いた。壁のないほうの柱が動いた!仕口が横の力に耐えて、耐え切れなくなったとき壊れずに家まで動かしてしまった。
仕口は破壊されずに大工が勝った。 ( 勝ち負けではないけれど)
しかし揺れと家が共振した時はかなり揺れたそのときに柱が動いた。この共振するということは難しく地震波、揺れの大きさ間隔というか、、それと家の揺れ方、これは間取りや構造で、一軒一軒ぜんぜん違うと思う。これがシンクロしたときは余計揺れる気がした。
でも屋根は一切無傷、家はいざったけど、損傷はないみたい。
そしていよいよ阪神神戸の地震波の再現みんなこれが見たくてここまで来たんじゃないかな〜。
自分はなんか揺らしているうちにこの2棟がすごくかわいそうになってきた。
(もうこれくらいにしてやってくれ〜)
壊れるのが辛い。
けど実験は続きます5 , 4 , 3 , 2 , 1、開始。すごい突き上げから今までいじょうの横揺れ、バキッ、壁の着いてるほうの束か柱が折れた音、さっき動いた柱はまた動いた。
瓦は大丈夫。激しく動く、揺れは激しいけど家がそれについていけず、さっきより揺れないように思えた、けどあの揺れでは中の家具なんかはすっ飛んでって、子供なんかは簡単につぶされてしまうだろう。
揺れが止まった2棟とも大丈夫、立派に立っている。手に汗握ったけど、結果はちゃんと建っている。
え〜じゃあこんな壁が少なくても立ってるやん ! 基準法は一体どうなってるんだよ〜、ここまでやっても認めてくれんのかあ〜、そんなに硬い家がええのかあ〜
ちょっと気が大きくなってしまった <m(__)m> 今回見た限りでは2棟とも、もった。明らかに壁の少ない家です。けどしっかりがんばった!
柱が動いたからもったのもあるけど固定したらどうなるんだろう ?
ウラ情報としてやはり壁で固めたものにしたら仕口が破壊してしまったらしいです。いくら土壁で粘りがあるといっても変形しにくいのだから、揺れない分その力が弱いところへ集中する。そして仕口で木を弱らせているところで折れてしまったりしたみたいです。
何だそんなことだったら部材の断面を大きくすればいいんじゃないの ! 4寸角の柱使っていたら5寸角の柱にすればええやん!!
簡単に考えてしまいました。 <m(__)m>
けどやっぱり木造はかなり複雑!先生たちも大変だと思う。答えは出ないんじゃないかな〜
なんかみんな満足して場内を出ました。大きなゲートが開いて西日が1棟を照らしていました。
下から見上げたこの家はすごく誇らしく見えました。
実験前はほんとモルモットのネズミみたいに見えましたが、帰りには、御光が差した平等院みたいに見えました。ちょっと大げさですかね〜。
独立行政法人防災科学技術研究所 兵庫耐震工学研究センター
E-ディフェンス
上記のサイトでは私が実際に見てきた、振動実験の動画を見ることができます。是非、ご覧ください。私が見たのは、
「加震実験映像」の中のページの「実大伝統木造建物実験(2007年2月前半)」の実験です。
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